後藤整形外科医院

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〜新型コロナウイルスワクチンの副反応と解熱鎮痛剤の使用について〜

  • 2021年7月14日

夏の暑い日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

2021年7月現在、依然、新型コロナウィルスが猛威を振るっており、皆様の日常生活に制限がかかっていることかと存じます。かかりつけの患者様の中には集団接種会場に行けない方や、ご都合の合わない方もおられるため、当院ではかかりつけの患者様を中心に、新型コロナウィルスのワクチン接種を行なっております。

整形外科のブログなので、最初は運動器に関する話題がいいのかな?とも思いましたが、皆様のワクチンに関する疑問が少しでも解消できればと思い、第一回目をこのテーマにさせていただきました。今回は皆様が不安に思われやすい接種後の副反応やその後の対応について、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の意見を元に説明していきます。

当院では現在ファイザー/バイオンテック社製のCOVID-19ワクチン(BNT162b2)を使用しております(2021/07/14現在。今後供給元が変更となる可能性はあります。)

CDCによると、BNT162b2接種による副反応には、注射された腕の発赤・痛み、全身倦怠感・頭痛・筋肉痛・寒気等の感冒様症状、発熱があり、これらの副反応はワクチン接種後1〜2日以内に発生するとしています。また、これらの反応は身体が保護作用を構築している通常の兆候であり、数日で消退すると述べられています。

ワクチン接種後の発熱に対しては、水分補給が推奨されています。また、イブプロフェン(商品名:ブルフェン等)、アセトアミノフェン(商品名:カロナール)といった解熱鎮痛剤の服用も可能としています。

まとめると、ファイザー/バイオンテック社製のCOVID-19ワクチン(BNT162b2)を接種された方で、水分補給等だけでは日常生活に大きな支障がある方は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどのお薬を服用して下さい。(ただし、上記の薬を含む解熱鎮痛剤の予防的な使用はCDCにおいて推奨されていませんのでご注意ください。)

また、24時間以上経過した後に、局所の発赤や圧痛が増強する場合や、副症状に対する患者様ご自身の不安が強い場合、数日経っても症状が消退しない場合は、医師にご相談ください。

 

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